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羊蹄山登山

羊蹄山に登ろうと思った。

3ヶ月前ならそう思わなかったと思う。

勿論、登り切る自身が無いからである。退職後、山に登る機会を増やし、日常の運動量も増やし、ちょっとだけ自信がつい

てきたのかもしれない。

ただ、今のこの季節、雪が降ってもおかしくない。やっぱり無理だと途中で思ってしまうかもしれない。準備だけは入念にし

ていくが、ダメだと判断したときは、躊躇なく引き返そうと思い、羊蹄山に向かった。

天気はあまりにも良すぎる。雲ひとつ無い。風も無い。

ただ迷っていた分、札幌出発が遅れた。真狩コースの登山口に着いたのは8時半。すでに2時間前に出発している一組

の登山者がいる。他に登山者らしき人は見当たらず。天気だけは最高。

問題は下山までの時間である。明るい内に戻りたい。いくら体力面で問題はなくとも、最終リミットは登山口着17時00分

にセットした。この範囲で出来る行動をとることとした。

08:57真狩コース登山口出発
09:17一合目
09:42二合目
09:53三合目
10:25四合目
10:57五合目
11:26六合目    外輪山分岐点までの登り時間4時間8分
11:50七合目
12:22八合目
12:42九合目
13:05外輪山分岐点 食事
13:40旧避難小屋跡 山頂には行かず下山
16:33登山口着  外輪山分岐点からの下山時間2時間50分

IMG_5275.jpg
                        雲ひとつ無い快晴

08:57 真狩コース出発
IMG_5279.jpg

09:42 二合目
IMG_5285.jpg
最初はトドマツ林で暗い林の中を歩いて行くが、白樺の林に変わり明るくなってくる。

五合目あたりからゆとりの無い自分に気づく。 まだ五合目なのかと思う。もう登るのを止めようとも思う気持ちが頭を過

る。でもまだ11時。時間的にはまだ登っていって大丈夫。
 
 いろいろと今年は山に登ってきた。トレーニングはしてきた。大雪の黒岳、赤岳にも登ってきた。でも今回の「羊蹄山」が

最もレベル的には上。辛いのは当然だが、「辛い」。

 ここで、朝ドラの「花子とアン」の中の村岡花子が言っていた、「曲がり角を曲がった先にはきっと素敵な未来が待ってい

る事を信じる」 という言葉をふっと思い出した。4時間登り続ける登山は経験がない。花子と同じように、曲がり角の先が

見えない状態なんだろなって思った。登り終えたら、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれない。

IMG_5291.jpg

IMG_5293.jpg 

まだ、歩き方がハイペース過ぎるのかもしれないと思い、歩幅を短くし、足を踏み出すスピードを緩め、足の裏全体で丁寧

に歩くことを心がけた。

 「曲がり角を曲がった先には、今まで見たことのない風景が広がっているだ!」と自分に言い聞かせ、次の一合目の標

識を待ち望みながら、一歩一歩登っていった。三歩登って、一歩分休み、三歩登って一歩分休み、という感じで登っていっ

た。

 「どんなにゆっくり登っても、足を動かしている限り、いつかは頂上に着く!」 って手稲山でお会いした山の大先輩が

おっしゃっていた。

 こんなことを考えながら、登っていると風景を見ていない事に気づき、後ろを振り返った。

IMG_5294.jpg
    高度を上げるにつれ、洞爺湖の水面が少しずつ、少しずつ大きくなっていっていた。

IMG_5304.jpg
    いつしかダケカンバ帯も越えていた

 ゆっくり、ゆっくりと登っていった。

避難小屋分岐点を過ぎ、九合目を過ぎたあたりのコルから見上げる外輪山は「もうちょうっとがんばれよ!」と言っている

よう。もう13時に近づいており、食事の事を考えると、このあたりで下山する案も頭をよぎる。

「十分満足した!ここがゴール!」と一方の自分が言っている。

もう一方の自分が「それは“逃げ”だろう」と言っている。

先の自分が「下山に必要な時間を考えろと」と言っている。

後の自分が「装備は十分だ」と言っている。

もうちょっとだけ登ることにする。

地表は凍結している。わずかだが一部に残っている2~3日前の降雪はガチガチに凍っている。陽のあたっている地面は

ぬかるんでいる。化繊下着に薄手メリノウールシャツ一枚で寒くはない。風はない。快晴。

 9合目上のコルから①
    ここをゴールとしてもいい と言っている自分がいる

9合目上のコルから②
    もう9合目を超えているのに、まだ先は長そうに見える。 

9合目あたりのツララ

外輪山に着いた!一応頂上。

本当の頂上はお鉢をグルっとまわった1キロあたり先に小さいけれどしっかりと見えている。

でも、今回の登山のゴールはここ、外輪山上の真狩分岐点にする。

そう決定するとやっと落ち着いた。

「飯」

元気が少し出てきて、旧避難小屋跡地にまで行ってみる。まあここが最高到達地点か。

何とか太陽が出ている内に下山完了できる出発時間を13時40分とする。

お鉢
    葛藤の末、ここを本日のゴールとする

遥か遠くに駒ケ岳が雲の上に
    写真でははっきりとしないが、遥か遠くに 駒ケ岳 が雲の上に!!

旧避難小屋跡
    腹におにぎりが入ると、ちょっと元気が出てきて、旧避難小屋跡まで登ってみることに・・・

ニセコアンヌプリがあんなに下に!
    ニセコアンヌプリがあんなに下に見えている。避難小屋も見える。

倶知安の街
    倶知安の街の全体がよくわかる

13時47分下山開始。

左ひざにサポーターを付け、ポールを準備し、本当の頂上をチラッと見てから、下山。

登りの時に感じていた足の裏の痛みは無し。

膝への負担を掛けぬよう、注意しながらの下山。

3時間ちょっとで下山できると判断。

もし下山が遅れたときのためのヘッドライトを装備に入れていない事に気づく。かさばらないし、持参すべきだった。

高度を少し下げてからの、西日に輝く木々が印象的!

ポールは非常に効果大!僕にとって下山においては必需品か。

無事17時前に、下山完了。妻に無事下山を連絡し、車の中で、残っていた行動食の砂糖をからめたピーナッツをボリボリ

食べる。これが美味いんだ~!

写真はボケてるけれど、色だけを見てくだい
    この夕陽の色も思い出になった!美しい色!

人っ子一人いない秋のキャンプ場
    やっと帰ってきた。戻って来れた。楽しい一日でした。キャンプ場は人っ子一人居ません。

夕陽に染まる羊蹄
    夕陽に染まる羊蹄 また来るぞ、こんどはちゃんと山頂まで行くぞ!  

 羊蹄山真狩コース


 
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